はじめに:サウナーの聖地「しきじ」とは
サウナ好きなら一度は耳にする「しきじ」の名前。
静岡にあるその施設は、ただのサウナではありません。
なかでも、全国のサウナーたちが口を揃えて絶賛するのが、“水風呂”。
「なんであんなに“ととのう”のか?」
「水風呂に感動するって、どういうこと?」
「伝説って言われてるけど、本当にそんなにすごいの?」
今回は、そんな疑問を抱えていた筆者が実際にサウナしきじを訪れ、その“伝説”の真相を体感してきました。
この記事では、その圧倒的な体験とともに、しきじの水風呂が“唯一無二”と語られる理由を、余すところなくお届けします。
静岡県の有名サウナ施設「サウナしきじ」とは

静岡駅から車で約10分。
住宅街の中にひっそりとたたずむ一軒のサウナ施設──それが**「サウナしきじ」**です。外観は一見ごく普通の昔ながらの健康ランド風。しかし、ここが“サウナーの聖地”と呼ばれる理由は、足を踏み入れた瞬間からじわじわと伝わってきます。
創業は1988年。長年にわたって地元の人々に愛され、そして今や全国からファンが詰めかける人気施設となったしきじは、サウナマニアから初心者まで虜にする魅力にあふれています。
特に注目すべきは、男女それぞれに設けられたサウナのクオリティと個性。
男性サウナには、強烈な熱波が襲いかかる高温サウナと、深い香りが身体に染みわたる薬草サウナの2種類。女性サウナも薬草サウナを備えており、どちらも驚くほどの発汗を体験できます。
しかし、このしきじが“唯一無二”と語られる真の理由は、その後に待ち受ける“水風呂”にこそあるのです。
芸能人やサウナ有名人の来訪歴

「サウナしきじって、そんなにすごいの?」
そんな疑問を抱く人にこそ伝えたいのが、訪れた有名人たちの顔ぶれ。実は、しきじは数多くの芸能人やサウナ業界のキーパーソンたちに愛される、知る人ぞ知る“聖地”なのです。
まず有名なのが、お笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄さん。彼は筋金入りの“サウナー”として知られ、たびたびテレビやラジオで「サウナしきじ愛」を熱弁しています。自身の著書やインタビューでも、しきじを「人生で一番ととのった場所」と語るほど。
他にも、俳優の伊藤健太郎さんや、バンドマンの峯田和伸さん(銀杏BOYZ)、モデルの市川紗椰さんなど、ジャンルを問わず多くの著名人がしきじを訪れ、SNSやメディアでその感動を発信しています。
さらに、サウナカルチャーを広めたドラマ『サ道』の原作者・タナカカツキさんも、しきじを訪れた一人。彼の作品の中でもしきじの魅力がたびたび取り上げられており、いわば“物語の中の舞台”にもなっている存在です。
こうして見ると、サウナしきじはただの人気施設ではなく、**感動体験を求めて全国から人が集まる“巡礼地”**のような場所。ファンの心をつかんで離さない理由が、少しずつ見えてくるのではないでしょうか。
“サウナーの巡礼地”とも言われる理由

全国には数え切れないほどのサウナ施設がありますが、その中で**「聖地」**とまで呼ばれる場所はごくわずか。その代表格こそが、静岡・サウナしきじです。
なぜ、しきじはここまで多くのサウナーたちにとって特別な場所になっているのか?
それは、“ここにしかないもの”があるからに他なりません。
高温ながらも心地よく包み込むサウナ室、薬草の香りと発汗力が桁違いな薬草サウナ、そして全国に名を轟かせる“天然水の水風呂”。
そのどれもが、単体でも一級品。でも、しきじが“巡礼地”とまで言われる理由は、これらが絶妙なバランスで融合し、「究極のととのい体験」を提供してくれるからです。
サウナ→水風呂→休憩という、いわゆる“ととのいの三段階”が、しきじではすべて極上。そのため、全国からサウナーが集まり、「一度は行きたい」「年に一度はしきじ詣でをする」と語られるようになりました。
SNSでも「#サウナしきじ」「#聖地しきじ」というハッシュタグが飛び交い、訪れた人たちはまるで“儀式”のようにその感動をシェアしています。
つまり、サウナしきじはただの施設ではなく、サウナーにとっての“心のふるさと”。
それが、“巡礼地”と呼ばれる本当の理由なのです。
水風呂が「伝説」と言われる理由
他の施設との圧倒的な違い

サウナ施設は今や全国に数多く存在し、それぞれにこだわりや魅力があります。
けれど、サウナしきじには、**他のどの施設とも一線を画す“完成度の高さ”**があります。
その最たるものが、**「天然水を使った水風呂」**です。多くの施設では井戸水や水道水を使用し、冷却機で温度を管理していますが、しきじの水風呂は、南アルプスの伏流水をくみ上げた、完全な天然水100%のかけ流し。しかも、24時間循環なしで流し続けているという贅沢さ。
この水の“やわらかさ”と“冷たすぎない清涼感”が、サウナーたちにとってまさに「奇跡の水」。
他では味わえない「肌にまとわりつくような水質」は、一度入ったら忘れられない感覚を与えてくれます。
さらに、高温ながらも肌当たりがマイルドなサウナ室、深い香りとデトックス効果が絶大な薬草サウナ。
これらすべてが“最高レベル”で整えられており、それぞれが個性的でありながら、**全体として完璧な「ととのい動線」**を構成しています。
つまり、サウナしきじは“ととのうための理想的なサウナ体験”を、意識せずとも体が自然と導かれるように設計されているのです。
この圧倒的な違いこそが、しきじを「サウナの聖地」たらしめている理由の一つ。
他の施設も素晴らしい。でも、“サウナしきじだけは別格”──そう語るサウナーが後を絶たないのも、うなずけます。
初めて入ったときの衝撃体験

正直、最初は「水風呂ってどこもそんなに変わらないんじゃ…?」と思っていました。
けれどその思いは、しきじの水風呂に足を入れた瞬間に打ち砕かれました。
まず驚いたのは、“冷たさ”ではなく“やさしさ”を感じたこと。
水風呂というと、ギンギンに冷えていて、最初はちょっと我慢が必要なイメージがあるかもしれません。でもしきじの水は違う。冷たいのに、じんわりと体にしみ込んでくるような“やわらかさ”があるんです。まるで水に抱かれているような、不思議な感覚。
そして、数十秒後。
ふと気がつくと、全身の毛穴がきゅっと引き締まり、意識が一気にクリアに。
そのあと外気浴で腰を下ろした瞬間、“カチッ”と何かがハマるような感覚とともに、全身に電流のような心地よさが走ったのを今でも覚えています。
しきじの水風呂は、ただ冷やすためのものではありません。
“体験するもの”であり、“心を揺さぶる装置”のような存在。
初めて入った人が口をそろえて「言葉にできない」と言うのも、決して大げさじゃないのです。
天然水の秘密肌へのやさしさ・冷たさの質が違う
南アルプス系の天然水を使用

サウナしきじの“伝説”を語るうえで、絶対に外せないキーワード──それが、南アルプス系の天然水です。
しきじの水風呂は、ただの水風呂ではありません。なんと、南アルプスの伏流水を地下から汲み上げ、加水も冷却もせずにそのままかけ流しているという、とてつもなく贅沢な仕様。しかも、これは飲用レベルの清らかさ。実際、しきじの館内にはこの天然水が飲める蛇口まで設置されているほどです。
水温はおよそ15〜17℃前後。数字だけ見ると特別冷たいわけではありませんが、実際に入ってみるとその清涼感に驚かされます。キーンと冷えるのではなく、しん…と染み込むような冷たさ。この独特の“冷感の質”が、多くのサウナーたちを虜にしてきました。
さらに、ミネラルバランスに優れたこの天然水は、肌への刺激が少なく、包み込むような感触を持っています。普通の水風呂とはまるで違う、体を優しく受け入れてくれる“水のぬくもり”すら感じるほど。
よく「水が生きている」と表現されますが、まさにそれ。
この自然そのままの恵みが、毎分絶え間なく湧き出し、浴槽を満たし続けているという事実。これが、しきじの水風呂を唯一無二たらしめている最大の理由なのです。
飲めるレベルの清涼感

サウナしきじの水風呂を語るとき、よく聞くフレーズがあります。
それが──「この水、飲めるんです」。
実際、しきじの施設内には天然水の蛇口が設置されていて、自由に飲むことができます。
それもそのはず。使われているのは、南アルプスの伏流水を地下から汲み上げた、完全な天然水100%。塩素処理も冷却装置も使わず、そのままの状態で水風呂にかけ流されているという、まさに**“自然のまま”**の水。
口に含むとわかる、クセのないまろやかさ。
そして、そのまま全身を浸せば感じる、まるで体内から浄化されていくような清涼感。
これはもう、「冷たい」ではなく、「澄んでいる」という表現がふさわしいほどです。
一般的な水風呂にありがちな、塩素っぽいにおいや肌への刺激感は皆無。むしろ、肌がしっとり整っていく感覚に驚かされます。これは飲用レベルの水質だからこそ成せる業。
「水風呂が気持ちいい」のレベルをはるかに超えた、“体に染みわたる感動”。
この飲めるレベルの清涼感が、多くのサウナーにとって忘れられない原体験となり、「やっぱりしきじじゃないとダメなんだ」と言わせてしまう理由なのです。
肌へのやさしさ・冷たさの質が違う
水風呂と聞くと、「キンキンに冷えてて、一瞬で鳥肌!」というイメージを持つ人が多いかもしれません。でも、サウナしきじの水風呂は、その“冷たさの質”がまったく違うんです。
最初に入ったときに感じるのは、冷たいはずなのに、痛くないという不思議な感覚。肌にチクチクくる刺激がまったくなくて、むしろ水に優しく包まれるような感触があるんです。これは、南アルプス系の伏流水による“超やわらかい水質”が生み出す、唯一無二の体験。
冷たいけど、刺さらない。
引き締まるけど、縮こまらない。
この“やさしさ”に満ちた冷たさが、しきじの水風呂が愛される最大の理由のひとつです。
加えて、水の粒子が細かくて肌あたりがとにかくなめらか。入った瞬間に肌がスッと整っていくような心地よさがあり、**「水に癒されるって、こういうことなんだ」**と実感させられます。
水風呂の冷たさは数字では測れない。
その“質”まで極めたのが、サウナしきじのすごさなのです。
24時間かけ流しで水質が保たれている

サウナしきじの水風呂は、ただ天然水を使っているだけではありません。
その天然水を、なんと24時間、絶え間なくかけ流しているという、まさに“贅沢の極み”とも言える運用がされています。
一般的な水風呂では、循環式や冷却装置を使って水温や清潔さを保つのが主流ですが、しきじは違います。
地下から汲み上げた南アルプス系の伏流水を、ろ過も冷却もせず、ただひたすらに流し続けている。そのため、常に新鮮で澄み切った水が浴槽を満たしており、時間帯や混雑具合に関係なく、どのタイミングで入っても**“ベストな状態の水”**を味わうことができるのです。
このかけ流し方式によって、水質は常にクリアで、まるで山の湧き水に浸かっているかのような感覚。
濁りやにおい、ぬめりといったストレスは一切なく、肌にも心にもすっとなじむやさしい水がそこにあります。
さらに、浴槽の底から絶えず湧き出す音に耳を傾けると、「あぁ、この水は生きてるんだ」と感じる人も少なくありません。
人工的なメンテナンスでは決して生まれない、自然のサイクルが作り出す極上の清潔感。これが、しきじの“奇跡の水風呂”と呼ばれるゆえんなのです。
温冷交代浴の極み
しきじ独特の「フィンランドサウナ→水風呂→薬草サウナ→水風呂→休憩」の流れ

サウナしきじを語るうえで欠かせないのが、唯一無二の“ととのい導線”。
しきじでは、多くの常連サウナーが自然とこの流れを辿ります。
それが――
**「フィンランドサウナ → 水風呂 → 薬草サウナ → 水風呂 → 休憩」**という、しきじだけの“神ルーティン”。
まずは、100℃前後としっかり熱いフィンランド式ドライサウナで心拍を上げ、汗をしっかりかく。テレビの音と木の香りに包まれながら、じっくり身体を温めていきます。
そして、1回目の水風呂へ。
ここで登場するのが、あの伝説の“天然水”。火照った体を、やさしく、しかし確実にクールダウンしてくれる清涼感に包まれます。まさに「最初のととのいポイント」。
次に向かうのは、しきじのもう一つの名物、薬草サウナ。
濃厚な漢方の香りと、しっとりとしたスチームが立ちこめる室内。ドライサウナとはまったく違う“深く染み渡る温かさ”で、内側からデトックスが進みます。呼吸するたびに体が浄化されていくような感覚。
そして、2回目の水風呂。
ここで体の奥に残っていた熱がスッと抜け、まるでリセットボタンを押したかのような軽さが訪れます。1回目とはまた違った、ととのいの“深度”を味わえる瞬間です。
最後は、外気浴スペースでととのいの極みへ。
やわらかい風、やさしい静けさ。
気がつけば、意識がふわっと浮かぶような心地よさに身を委ねている――。
この流れ、ただのルーティンではありません。
体と心のリズムを整え、深い静寂と一体感をもたらす、しきじだけの“儀式”のようなもの。
「ここでしか味わえないととのいがある」
それが、このルーティンが“伝説”と呼ばれるゆえんです。
水風呂の冷たさより“やさしさ”に注目

水風呂といえば、「冷たい!」「ヒリヒリする!」という強烈な刺激を想像する方も多いかもしれません。
しかし、サウナしきじの水風呂は、そのイメージを根底から覆してくれます。
しきじの水は、南アルプスの天然伏流水を使用した、まさに自然からの贈り物。
その水に身を沈めた瞬間、まず感じるのは「冷たい!」ではなく、“包み込まれるようなやさしさ”。
肌あたりはとてもなめらかで、まるで絹のような感触。刺激的な冷たさではなく、体にすっとなじむような、穏やかで深い清涼感が広がっていきます。
これは、しきじの水が冷却装置を使わず、自然のままの水温(約15〜17℃)で提供されているからこそ。
無理に“冷やされた”水ではないから、体への負担も少なく、長く入っていられるのです。
しかも、ミネラルが豊富でやわらかいこの水は、肌への刺激が少なく、サウナで熱された体を優しく、じっくりクールダウンしてくれます。
「冷たい=つらい」ではなく、「冷たい=癒される」
それが、しきじの水風呂最大の魅力。
だからこそ、初心者からベテランまで、誰もが安心して身を委ねることができ、気づけば“もう一度入りたい”と思わせる魔力を持っているのです。
まとめ:なぜ伝説なのか、答えは「体感すべし」
文字では伝えきれない「体感の質」

いくら語っても、いくらレビューを読んでも、
しきじの水風呂の“本質”は、実際に体験しないとわからない。
そんな声が後を絶ちません。
それもそのはず。
しきじの水風呂が提供しているのは、単なる“冷却”ではなく、
五感を通して感じる、極上の“癒し”の体験そのものだからです。
温度は数字で表せても、
肌に触れたときのなめらかさ。
体の芯に染みわたっていくような冷たさ。
浸かった瞬間に心がスッと静まるあの感覚。
どれも、言葉では完全には伝えきれない領域。
多くの人が、最初の一回でこう言います。
「え、なにこれ……全然ちがう。」
「これが“水”なのか?」と、感覚がバグる人もいるほどです。
水がこんなにも“やさしく”、“まろやか”で、
それでいて“研ぎ澄まされるような冷たさ”を持つなんて――
体験するまで、誰も信じられない。でも、一度味わえば、誰もが忘れられない。
しきじの水風呂には、言葉を超えた説得力があります。
だからこそ、サウナーたちはこう言うのです。
「しきじは、読んでも語ってもダメ。行って、感じるしかない」
サウナしきじ=水風呂の完成形

サウナ施設は全国に数あれど、
「水風呂と言えば?」と聞かれて“しきじ”を挙げる人が圧倒的に多い理由。
それは、この場所が“水風呂という存在の完成形”だからに他なりません。
南アルプス系の天然水を使用し、24時間かけ流し。
冷却装置も塩素も使わず、**自然がそのまま生み出した“生きた水”**を惜しみなく使っている。
その水質は、飲めるレベルのクリーンさ。
冷たさは鋭くないのに、しっかり体の芯までクールダウンさせてくれる。
「ただ冷たい」ではなく、「深く染みる」――それがしきじの水風呂です。
そして何より、それがサウナの導線の中で完璧に機能しているという事実。
ドライのフィンランドサウナで熱をため、
水風呂でクールダウンし、
薬草サウナで深く癒し、
また水風呂で整え、
そして静かに外気浴へ――。
このすべての流れが、水風呂という存在を最大限に活かす舞台設計なのです。
サウナしきじは、サウナーの巡礼地であると同時に、
水風呂という文化の“答え”を提示している場所。
「ここに来たら、他ではもう満足できない」
そんな声が後を絶たないのも、納得せざるを得ません。
水風呂に“感動”を感じたいなら、迷わずしきじへ。
そこには、理屈を超えた「完成形」が待っています。
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